中学校教諭の飲酒を受け、記者会見で謝罪する中野谷康司教育長(左)ら=14日午後、高山市役所

 岐阜県高山市は14日、昨年10月に当時市内の中学校で勤務していた男性教諭5人が、修学旅行先で生徒と別行動中に飲酒をしていた、と発表した。

 市教育委員会によると、昨年10月31日、市立中学校の20~50代の男性教諭5人が、修学旅行の引率で訪れた金沢市内で、昼食時にビールを注文、中ジョッキ1、2杯分を飲んだ。生徒は当時、班別行動中。教諭は見回りをしていた。

 今年4月、県教育委員会に匿名の手紙が届いたことから教諭らへ聞き取りを行い、飲酒が分かった。5人は市教委の調べに「無事に修学旅行が行えた安心感、班別行動が始まった解放感があった。暑くて喉が渇いていた」と説明し、「軽率な行動だった。深く反省している」などと話しているという。県教委が処分を検討している。

 14日に市役所で開かれた記者会見で、中野谷康司教育長は「事前に飲酒に関する正式な通知などはなかった」としながらも、5人の飲酒は「職務専念義務の違反や信用失墜行為に当たる」と説明。「コロナ禍でやっとの思いで実施できた修学旅行において、生徒や保護者を裏切ることとなり、決して許されない」と謝罪した。今後は市小中学校長会を通して、全ての教職員へ「校外研修中には昼夜問わず飲酒しない」旨を呼びかける通知を出すという。