【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会は9日、イラン核問題の国連安全保障理事会への付託を求める決議案を賛成多数で採択した。安保理にイラン核問題への対応を委ねる付託決議が採択されたのは、2006年以来。イランは激しく反発した。

 決議案は米国と英国、フランス、ドイツの4カ国が提出した。複数の外交筋によると、賛成したのは日本など23カ国で、棄権は8カ国、反対はロシア、中国、ニジェールの3カ国だった。

 安保理は経済制裁といった強制措置を決定する強い権限を持つ。ただ、安保理常任理事国のロシアと中国は決議案に反対しており、制裁などの措置につながる可能性は低そうだ。