
障がい者支援事業所カフェ、ホールを整備 いつでも集える場所目指す(フェニックスグループ・各務原市)
地域共生社会の実現や「誰もが主役になれるまちづくり」を目指す「つながる街GOZARE(ゴザーレ)プロジェクト」に2019年から取り組んでいる各務原市のフェニックスグループ。7月25、26日には、その拠点となる複合施設「GOZAREの杜(もり)」の開所式とオープン記念イベント「杜mori祭」が開かれました。9月1日には就労移行支援事業所・放課後等デイサービス「VIVArte」など障がい者支援の事業所が開所し、いよいよ本格稼働しました。
GOZAREの杜は、フェニックス総合クリニックのすぐ裏側の2874平方メートルの敷地に整備。建物は鉄骨2階建てで、障がい者支援の事業所のほか、コミュニティーカフェ、コミュニティーホールなどを備え、災害時などには支援拠点としても活用できるように想定されています。敷地内にはすでに木々が青々と茂っていますが、これは地域住民も一丸となって土づくりから行い22年春に植樹したもの。地域住民は、木の成長を見守り、定期的に開催されてきたイベントで顔を合わすなど“担い手”として完成を待ちわびてきた点は通常の福祉施設にはなかなかない特徴です。
グループでは開設に合わせ、「①ワクワクする場所をつくる②『助けてもらう』を決めつけないまちづくり③どんな時でもしなやかに立ち直れる強い地域」という「3つの未来」を掲げました。
開所式では、社会福祉法人フェニックスの長縄敏毅理事長が「高齢者や障がいのある方が一方的に支えられるのではなく、自分のできることを生かし支え合いながら生活できる社会の仕組みをつくるのが真の地域共生社会。『地域共生社会を実現するためにフェニックスがある』と常々スタッフにも伝えています。象徴的な建物はできましたがプロジェクトは多くの人に支えられて実現するもの。数十年後に『誰がゴザーレを始めたんや』と言うぐらい、地域に根付くことが最大の願い」とあいさつ。関係者と来賓がテープカットして新施設の門出を祝いました。
また、ゴザーレプロジェクトリーダーでフェニックスの長縄康浩副理事長が手掛けたゴザーレの杜テーマ曲「マチノタネ」を、職員有志による合唱グループ「ハミングバード」と住民の有志が初披露。思いのこもった歌詞と優しいメロディーに会場から大きな拍手が起こりました。
杜mori祭では、「まちづくり×医療」をテーマにしたトークセッションがあり、長縄康浩副理事長が改めてゴザーレについて説明。健康や防災、共に学び合う拠点、社会的処方の拠点としての機能に触れ「『Being together 何もなくても集まれる』という文化を作っていきたい」と決意を語りました。
他にも土づくりに関連したトークセッション、地域住民らによるものづくりのワークショップやマルシェ、お茶や五平餅の振る舞いなどもありました。









