外国人職員、めきめき成長中

 介護業界では、今では外国人職員は大きな戦力となっています。介護福祉士国家資格を取得すれば、在留期間を無制限に更新できるようになるため、合格を目指して仕事と勉強に励む外国人も珍しくありません。施設側は、外国人職員がいきいきと活躍できるようにさまざまなサポートをしています。

10月に増床したライフ・ネット古市場(岐阜市)

 岐阜市のライフ・ネットグループでは2020年に外国人職員の受け入れを始めました。10月1日に増床リニューアルオープンし、これまでの59室から123室にまで増えた有料老人ホーム「ライフ・ネット古市場」だけでも9人が働いています。

 ライフ・ネット古市場はこれまで、サービス付き高齢者向け住宅として運営していましたが、増床に先立って6月に有料老人ホームに切り替えました。増床部分はこれまでと同じ仕様の部屋35室に加え、医療行為が常時必要な方の受け入れが可能なナーシングの部屋29室も設けました。ナーシングの部屋の全ベッドに、心拍、呼吸、体動を計測できる機器を取り付け、専用スマートフォンからいつでも確認できる最新設備を導入しました。オープン前には、外国人職員も含めてさまざまな準備に追われました。

増床リニューアルオープンの準備の際にも大きな役割を果たしたミャンマー出身のタージンカインさん=岐阜市古市場、ライフ・ネット古市場

 ミャンマー出身のタージンカインさんは23年に技能実習生として来日しました。施設内の外国人職員の中では一番の経験者で「後輩は妹のような存在」と親身になって寄り添っています。日本で長く働くことを希望しており、数カ月後に控えた介護福祉士国家試験に挑むため、本腰を入れて勉強をしています。

 リニューアルオープンについては「大きな施設になるなんてうれしい。新しいシステムをもっとスムーズに使いこなしたい」と目を輝かせます。

 片岡施設長は「職員の国籍に問わず『目配り、気配り、心配り』をするように伝えています。世の中の状況も利用者の容態も日々変わりますから、私たちは臨機応変に対応していく必要があります。新しいことを取り入れながら対応力を付けていってもらいたい」と話しています。