熊本県で最大震度7を観測した地震から2カ月となった28日、県は復旧・復興本部会議を開き、職員らが犠牲者に黙とうをささげた。25日時点でなお9市町の避難所に計1514人が身を寄せる。損壊した自宅や車中泊で避難生活を続ける人も多く、行政が実態を把握し支援につなげられるかどうかが課題だ。甲佐町では近く、損壊建物を所有者に代わって自治体が撤去する「公費解体」が始まる。

 地震は7月28日午後4時27分ごろ発生した。県などによると、死者は災害関連死の疑いがある2人を含め38人。ほかにも複数の遺族が、関連死の可能性があるとして災害弔慰金を申請している。

 住家被害は9月25日時点で7万1千棟超。県は民間住宅を借り上げる「みなし仮設」を含め、仮設住宅整備のための予算を1900戸分確保した。うち建設型仮設住宅で実際に着工できたのは650戸(一部は完成)にとどまる。

 水道の断水は他県も含め最大で10万戸超あったものの、8月28日には全て解消した。