化学大手レゾナック・ホールディングス(旧昭和電工)の染宮秀樹最高財務責任者(CFO)(58)が28日までに共同通信のインタビューに応じ、子会社のクラサスケミカルが保有する大分市の石油化学事業に関し「競争力を維持し九州唯一のクラッカー(製造所)として生きていく」と述べた。クラサスケミカルは29日に上場してレゾナックから分離・独立するが、大株主としてエチレン製造設備は存続させたい意向を示した。
エチレンをはじめ基礎化学品を生成する石化事業を巡っては、低収益などを理由に製造設備の停止計画が相次ぐ。ただ大分市の設備の生産能力は国内2位と高水準にあり「持続的な成長は可能だ」とした。
レゾナックは石化事業を分離する形で、2024年にクラサスケミカルを設立。29日に東証スタンダード市場に上場する。三井化学や三菱ケミカルグループでも石化事業を分社化する動きがあり再編機運が高まっているが、染宮氏は「(他社との連携が)経営戦略として望ましいということなら、クラサスケミカルが判断すればいい」と述べた。





