ウクライナのコレツキー首相

 【キーウ共同】ウクライナの首都キーウや周辺地域などで9月29日夜〜30日、ロシア軍によるエネルギー関連施設への大規模攻撃があった。ウクライナのコレツキー首相は「これほどの規模の複合的な攻撃は、前回の暖房シーズン終了後では初めてだ」と指摘。本格的な冬の到来を前にロシアがエネルギーインフラを重点的な標的にし始めているとの認識を示した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領によると、ロシア軍は攻撃に約190機の無人機のほか、弾道ミサイルを使用。30日には子ども1人を含む7人が死亡した。

 ロシアは昨冬にも発電所や送電網などを繰り返し攻撃し、ウクライナでは停電が続くなど市民生活に大きな影響が出た。ウクライナのシビハ外相は30日、ロシアが「寒さを再び武器にしようとしている」とX(旧ツイッター)で非難した。

 ゼレンスキー氏は9月22日のトランプ米大統領との会談で、ウクライナとロシア双方によるエネルギー関連施設への攻撃停止を協議した。ただ一方的な攻撃停止は想定していない。