熊本地震の直後、避難所に身を寄せていた被災者が人工知能(AI)を使い、スマートフォンで被災者向けの情報サイト「イマココナビ」を作成した。7月28日夕の発生から約9時間後に公開。1週間で延べ50万人超が利用した。考案した熊本県御船町の会社経営加悦美里さん(38)は全国で災害が起きた際、同様のウェブサイトを立ち上げる仕組み作りを目指す。

 イマココナビは、被災地の炊き出しや入浴支援、店舗の営業情報などが集まるサイトだ。「断水」「物資」などカテゴリや地域別に分かれ、誰でも投稿できる。

 地震後、加悦さんが避難所で交流サイト(SNS)を開くと、被災者が情報を求める声であふれていた。サイトの立ち上げ経験はなかったが、スマホを片手にAIとやりとりを繰り返し、掲載したい情報やレイアウトなど工夫を凝らした。

 公開すると、瞬く間に拡散。使いやすく分かりやすいと好評で、1週間で5万件以上が投稿された。利用者の声を受けて100回余り修正した。