簗和生農相が5月、地元の栃木県大田原市内で開かれた自民党員らとの会合で、衆院選で首長が自身を応援しなかったとして「那須烏山市と那珂川町の本年度の道路予算は大幅にカットした」と発言したことが2日、分かった。出席した複数の関係者が共同通信に明らかにした。両自治体は、簗氏が衆院選で出馬した栃木3区にある。
関係者によると、発言があったのは5月24日。自民党大田原支部の総会後の懇親会で、簗氏の支援者や大田原市議、県議らが参加していた。出席した関係者は「発言があった時、会場が少しどよめいた」と振り返った。
この関係者は「脅しのような発言だと思う。仲間内でも、あの発言はまずいと話題になっていた」と明かした。別の出席者は「地元から大臣が出たのはありがたかったが、議員として致命的ではないか。もう持たないのではないかと思う」と話した。
簗氏は今年2月の衆院選で、比例復活した。2日の閣議後記者会見では繰り返し「農林水産政策の所管外で、大臣就任前の活動についてはコメントを控える」と発言。事実関係などの回答を避けた。




