倉庫内に積まれた政府備蓄米=2025年2月、埼玉県内

 農林水産省が2025年に放出した政府備蓄米10万トンを追加で買い戻す方向で調整していることが27日分かった。コメの民間在庫が過剰に積み上がっており、買い戻しても供給不足に陥ることはないとみている。長雨の影響が表れるとみられる10月25日時点の収穫量などの需給状況を見極め、実施時期を今後決める。

 27年産主食用米の生産量の目安を693万トンとする方向で検討していることも判明。26年の予想収穫量約740万トンから大幅な減産となる。農水省の示す目安に強制力はないが、実際に大幅減産が進めば市場の供給量が減り、コメ価格が影響を受ける可能性がある。

 農水省は主食用米を減らす代わりに、需要に対して供給が足りていない飼料用米や加工用米などの生産を増やしてもらうよう、農家に訴えていく方針だ。