農林水産省がまとめた2027年(27年7月〜28年6月)のコメ需給試算が28日、判明した。高関税を支払って輸入してきた約10万トン分が価格下落で国産米に回帰し、主食用米の海外依存から脱却できると想定。一方、28年6月末のコメの民間在庫量は最大257万トンになるとし、適正量とされる180万〜200万トンを依然上回り、コメ余りが長期化する可能性を示唆した。
農水省試算によると、27年の需要量は693万〜710万トン。26年の693万トンと同程度か、やや上振れすると想定した。24年夏以降の「令和の米騒動」によるコメ不足や高騰の影響で、低関税枠を超える「枠外輸入」が急増していたが、コメの値下がりで、国産が増えるとみている。
28年6月末のコメの民間在庫量は、備蓄米を追加で10万トン買い戻しした上での数値となっており、在庫は当面、高止まりが予想される。








