武部新・農相は29日、共同通信のインタビューに応じ、2025年に放出した政府備蓄米を追加で買い戻す方針を表明した。備蓄米全体の「適正水準への回復を着実に進める」と述べ、農林水産省が30日に開く会合で、追加の買い戻し方針を諮ると説明。今年のコメの収穫が進んだ11月中旬ごろに実施時期を判断するとした。検討中の米国産ジャガイモの輸入解禁については、生産者から寄せられた懸念の声を、米国側に伝えたと話した。
コメ余りが続く中、農家からは、市場に出回る供給量を減らす効果がある備蓄米の追加買い戻しを求める声が強い。農水省は「令和の米騒動」によるコメ不足や高騰を受け、25年に備蓄米計59万トンを放出。このうち、21万トン分は今年9月に買い戻しの手続きを実施した。追加の買い戻しは10万トン分を想定する。
武部氏は「(11月中旬に明らかになる)10月25日現在の予想収穫量など今後の需給状況を見定めた上で進める」と話した。コメ在庫が余剰となる中で、10万トン分の追加買い戻しがコメ価格に与える影響は小さいと判断したとみられる。







