
〝モータースポーツの甲子園〟と呼ばれるFIA―F4は、今季の戦いがいよいよ大詰め。大分県のオートポリスで第11戦、第12戦が行われた。岐阜県出身の百瀬翔は、第11戦で今季初めてリタイアを喫するも、第12戦では持ち前のバトルの強さを発揮。10番グリッドから果敢な走りでオーバーテイクショーを見せ、7位入賞を果たした。それぞれのレースを振り返ってもらった。(インタビュアー 岐阜新聞・山田雄大)
スピード感覚を養い、フリー走行では手応え
―オートポリス戦に向けてどのような準備をしてきましたか。
カートでトレーニングをしてスピード感覚を養うとともに、車の動かし方など基本的なことを確認しました。新品タイヤを入れたときは、グリップ感を体で感じることを特に意識しました。
―フリー走行での手応えはいかがでしたか。
セッティングも良く、トレーニングを積み重ねた成果もあって自分の走りを早くからつかむことができました。このまま順調に走りを組み立てていくことができれば、予選でポールポジションも見えてくるのではと思うほどでした。



―その予選はどうでしたか。
タイヤの温め方をいろいろと試す中で、自分の中で「いいな」と思う方法を実行したのですが、それが良くありませんでした。前のタイヤが温まりすぎて自分の思うような車のバランスになりませんでした。タイヤのピークも使い切ることができず、ブレーキングで車のピッチとロールのバランスを崩し、コーナリングで車の姿勢を乱してしまいました。これもタイムを出そうとして空回りしてしまった結果ですね。頑張るポイントが違っていました。最終的には第11戦も第12戦も10番手という結果になりました。
―まずは第11戦から振り返ってください。
スタートはあまりいい蹴り出しではなく、後ろの集団の中に飲み込まれてしまいました。何とか立て直して集団から抜け出そうとしたのですが、(2周目に)他車との距離感を見誤って接触してしまいました。...









