【テヘラン共同】イランの反米プロパガンダが一層過激化している。首都テヘラン中心部には「われわれはトランプ(米大統領)を殺す」とのメッセージを添えた風刺画も登場した。軍事的緊張の中、イラン指導部は米国との戦闘終結に向けた協議を続けながらも再攻撃を警戒。国民の反米感情をあおることで、本格的な戦闘の再開に備えた結束強化を狙っているもようだ。
「米国に死を」。イランで1979年に起きた米大使館人質事件から47年の4日、現場のテヘランの旧米大使館前で、決まり文句が響きわたった。例年11月4日前後の集会は露店の出店など反米の名に似つかぬ「お祭り騒ぎ」となるが、今年は参加者らが手にする「トランプを殺す」と書かれた憎悪むき出しのポスターがひときわ目立った。
集会に参加した作家ゾフレ・カセミさん(51)は米国との戦闘終結に向けた協議に反対。昨年、今年の2度にわたり核問題の交渉中に攻撃を受けたことを挙げ「米国との交渉は何も生み出さない。完全勝利まで戦うしかない」と語気を強めた。











