世界の子宮頸がんの発症者は2050年までに24年比で20%増加し、死者は39%増えるとの推計を、米ワシントン大などのチームが7日までに米医学誌ネイチャーメディシンに発表した。対策が進んで発症率、死亡率は下がっていく一方で、人口増加を背景に患者や死者の規模は拡大する見通し。地域間格差も大きく、特にサハラ砂漠以南のアフリカが深刻だとした。
チームは予防接種の普及が対策の柱だと指摘した上で、対策のコストに加え「ワクチン忌避の広がりが厄介な壁だ」とし、日本の事例を紹介。13〜22年に世論の圧力を受けて国が積極的な接種の勧奨を差し控えたと言及した。
推計では、世界の発症者は50年までに年108万人。このうちサハラ砂漠以南のアフリカは46万8千人で、24年比89%増にもなる。世界の発症率は13%減るが、WHOの目標水準には届かない。
世界の死者は50年までに年52万2千人になる。死亡率は24年比9%減。ただ、サハラ砂漠以南のアフリカと高所得国の格差は9倍近くに及ぶ。





