ニスが塗られ、仕上がりを待つ水うちわ。透き通った見た目が涼しさを演出する=23日午前11時4分、岐阜市湊町、住井冨次郎商店

 長良川鵜飼の土産物として人気を集める岐阜市の伝統工芸品「水うちわ」作りが、同市湊町の「住井冨次郎商店」で最盛期を迎えている。

 薄い半透明の「雁皮(がんぴ)紙」にニスを塗り、水のような透き通った見た目に仕上げる。紙にはアサガオや金魚、鮎などの絵を描き、涼感を演出している。

 

 毎年、梅雨入り前のこの時期にニスを塗り、室内で自然乾燥させる。気温が高く湿度が低い環境で乾かすことで、きれいな透明感が出るという。

 今年は400本を作る見込みで、4代目の住井一成さん(59)は「あおいでも見るだけでも涼しさを感じられる」と話す。同店や市歴史博物館で販売している。