合掌集落をバックに記念撮影するオーストラリアの旅行業関係者たち=26日午後、大野郡白川村荻町、城山展望台

 観光庁が外国人観光の受け入れ再開に向けて行っている訪日ツアーの実証事業で、オーストラリアのクイーンズランド州から来日した旅行業関係者4人が26日、岐阜県大野郡白川村を訪れ、合掌集落などを散策した。

 実証事業は同国のほか、米国やタイ、シンガポールの4カ国の旅行業関係者らが参加し、日本の旅行会社の添乗員が同行する。ツアーを通じて観光施設や、移動中のマスク着用といった感染対策などを確認する。結果は観光庁がガイドラインとしてまとめ、宿泊施設や旅行会社に活用してもらう。

 4人は、26日午後に金沢市から白川村に入った。合掌集落が見渡せる城山展望台(同村荻町)に到着すると「ワォ」と、その美しさに感嘆の声を上げた。村の観光情報などの説明を村職員から受けた。国重要文化財の合掌造り家屋「和田家」も見学。当主の和田正人さんの説明を聞きながら家の中を見て回った。

 4人のうち、アントニー・フォーショーさん(57)は「景色がとても美しい。来日する前にインターネット検索で見たが、想像以上」と満足した様子。日本が外国人観光客の受け入れを再開することについては「やっと日本に来られる。日本のコロナ対策を守れば大丈夫」とした。

 和田さんは「2年間寂しい思いをしていたので受け入れ再開はありがたい。万全のコロナ対策で外国のお客さんを迎えたい」と話した。

 4人は高山市内に1泊する。27日は高山祭屋台会館や古い町並みを散策し、28日は中津川市の馬籠宿を巡る予定。