第26回参院選が公示され、出陣式で気勢を上げる候補者(手前)ら=22日午前9時52分、岐阜市内
(左から届け出順に)三尾圭司氏、広江めぐみ氏、渡辺猛之氏、丹野みどり氏、坂本雅彦氏

 第26回参院選は22日公示され、7月10日の投開票に向けて論戦が始まった。物価高騰対策、ウクライナ情勢で関心が高まる外交・安全保障政策、コロナ禍で疲弊した社会経済活動の支援策が主な争点。岐阜選挙区(改選数1)には、現職と新人4人の計5人が立候補を届け出た。3選を目指す自民現職に野党新人ら4人が挑む。過去2回、候補者を一本化してきた野党が9年ぶりに競合する。

 立候補したのは届け出順に、共産新人で党西濃地区委員会常任委員の三尾圭司氏(45)、諸派新人で政治団体「参政党」岐阜選挙区支部長の広江めぐみ氏(43)、自民現職で3選を目指す国土交通副大臣の渡辺猛之氏(54)=公明推薦=、国民民主新人でフリーアナウンサーの丹野みどり氏(49)、NHK党新人で参院議員秘書の坂本雅彦氏(50)。5人の立候補は改選数2だった2010年以来で、選挙制度改革で改選数が1に減った13年以降では最多。女性候補2人が立つのも、改選数2だった01年と並んで最も多い。

 5人は立候補の届け出を済ませた後、それぞれ岐阜市内の選挙事務所で出陣式を行うなどして18日間の選挙戦をスタートさせた。

 

 第一声で、三尾候補は「戦後の平和は憲法9条があったからこそ。平和のありがたみを感じ、守り抜く」、広江候補は「これからを担う若者のために、豊かな日本を残していく。全力で戦っていく」、渡辺候補は「新型コロナウイルスの先の未来へ、より強いより安全安心な岐阜県、日本をつくる」、丹野候補は「日本の給料は26年間上がっていない。物価が上がる中で給料が上がる政治を目指す」と訴えた。坂本候補は報道陣の取材に対し、「NHK受信料を平等なものにしていくための活動を前に進めていきたい」と語った。

 岐阜選挙区では、来春の統一地方選も見据えて自公の結束で圧勝を目指す与党に対し、昨年秋の衆院選で戦後初めて県内が地盤の国会議員がいなくなった野党勢力が、どこまで食い込めるかが注目される。

 21日時点の県内の選挙人名簿登録者数は165万2543人(男性79万8695人、女性85万3848人)。