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なるせゆうせいさん

 岐阜市出身のなるせゆうせいさんが監督、脚本、製作総指揮を務めた映画「君たちはまだ長いトンネルの中」が公開となり、岐阜県内では大垣市三塚町の大垣コロナシネマワールドで上映されている。政治に関心を持つ高校生が未来を良くしようと奮闘する異色の社会派青春映画。コロナ禍で全国のエンターテインメント産業が苦境に立たされる中、なるせさんが「未来をより良くするため、エンタメでできることをしよう」と製作した意欲作だ。

 加藤小夏さん演じる主人公の高橋アサミは、政治に強い関心を持つ高校3年生。自分たちの未来を明るくしたいと日々、奮闘している。ある日、1人の政治家と出会い、チャンスと思ったアサミは「総理大臣に会わせてほしい」と直談判。その後、アサミの人生は急展開を見せる。

 なるせさんは、世界的なコロナ禍でエンタメ業界も打撃を受け「業界も政治と結びついていると実感した」。同時に、それまで自分が政治に無関心だったことに気付き「未来のためにできることをしよう」と映画作りに取り組んだ。

 「この作品を作ったことできっと敵は増えた。でも味方も増えると思う。作品を見た人が自分で考え、調べ、意見を持てば、世の中が少しいい方向に動くんじゃないかな」と話す。

 なるせさんは加納高校から早稲田大へ進学。在学中に劇団を旗揚げし、新人脚本賞の受賞をきっかけにプロの世界に入った。テレビや映画、舞台と幅広く活躍している。