スクリーンを前に、「高山の町ににぎわいを創出できれば」と話す伊藤通康社長=高山市本町、でこなる座

 映画館のない岐阜県飛騨地域に5日、ミニシアターがオープンする。高山市出身で映画プロデューサーの益田祐美子さん(61)=東京都=が企画し、高山市本町の伝統芸能劇場「でこなる座」で月に1度、映画上映とトークイベントを開く。

 三福寺町の高山旭座が閉館した2014年以降、飛騨地域では最寄りの映画館は長野県、富山県といった岐阜県外だった。地域住民から「気軽に行ける映画館があったら」と嘆く声を耳にしていた益田さんが、でこなる座を運営するTri―winの伊藤通康社長(49)に相談。太鼓や三味線などの伝統芸能パフォーマンスを上演しているでこなる座のステージに月1回スクリーンを設置し、映画を上映することが決まった。

 商店街にあるでこなる座での映画上映に、伊藤社長は「高山にも楽しめる場所があることを知ってほしい。町のにぎわいにつながれば」と期待する。「人が集い、文化交流できる場にしたい」という益田さんの思いから、上映後には毎回、映画に関わりのあるゲストや監督を招いたトークイベントも計画している。

 初回は5月5日午前10時から、「ガメラ 大怪獣空中決戦」を上映する。大人千円、中学生以下500円で、50席。今後は上映のリクエストも受け付けるという。問い合わせ、席の予約はでこなる座、電話0577(57)5788。