保護猫と触れ合うことができるネコリパブリック飛騨シェルター=飛騨市古川町金森町

 新しい飼い主を待つ保護猫が暮らす「ネコリパブリック飛騨シェルター」が24日、岐阜県飛騨市古川町金森町に開設された。来訪者が猫に触れることで猫への理解を深めるとともに譲渡を行うための施設となっている。

 ネコリパブリック(東京都)が行政によって殺処分される猫をなくし、「全ての猫がおなかいっぱいにご飯を食べて安心して眠れるように」と、同市で取り組む「SAVE THE CAT HIDA」と呼ぶ活動の一つとして設けた。

 「SAVE THE CAT HIDA」は、社会的課題の解決を事業者が業務として行う資金の準備にふるさと納税を活用する同市の「ふるさと納税活用ソーシャルビジネス支援事業」に選ばれている。昨年9月から約1億8174万円の寄付が寄せられ、ネコリパブリックには本年度に5千万円が交付される。

 シェルターは2階建て10LDKで、1階に来訪者が保護猫と過ごすオープンスペース、同市の事業者と製作した猫関連商品の販売所などがあり、2人の従業員が常駐して猫の世話や来訪者の応対、猫に関する相談、保護が必要な猫の捕獲などを行う。現在は同市神岡町で保護された生後2カ月ほどの黒猫と2歳ぐらいのキジ白、4歳程度の茶白の3匹の保護猫がいる。

 24日には開所式があり、同社の河瀬麻花社長が「行政と共に活動し、不幸せな猫を減らしていきたい」と話した。今後は地域にいる猫の調査や猫のホスピスの整備などを行う。

 飛騨保健所によると2020年度の高山、飛騨、下呂市、白川村での猫の殺処分数は10匹となっている。 ネコリパブリック飛騨シェルターの連絡先は携帯電話、080(6322)2993。