岐阜県は、保健所に保護された子猫を一時的に預かり、離乳するまで家庭で世話をしてもらう「ミルクボランティア」を募集している。離乳するまで育てた後、保健所に返してもらい、新しい飼い主に譲渡する。本年度から新たに始めた事業で、県生活衛生課の担当者は「殺処分を減らすのにつなげたい」と話している。募集は26日まで。

 県によると、2020年度、県内で犬42匹、猫979匹が殺処分された。うち子猫が589匹だった。離乳前の子猫は授乳や排せつの補助などを必要とし、保健所で十分な世話ができないという。

 預かってもらうのは保健所に保護された猫のうち、授乳が必要な子猫(約2~4週齢)。期間は子猫が固形フードを食べられるようになるまで(約1~2カ月)。主な活動は、3~4時間おきの授乳、排せつの補助、毎日の健康観察、成長の記録など。粉ミルクや哺乳瓶、ペットシーツなど必要な物品は支給、または貸し出される。

 登録要件は、県内に在住し、18歳以上であることなど。30日と6月7日に県内各地で開催予定の養成研修会を、どちらかの日に受講してもらう。募集人数は20人程度。問い合わせは県生活衛生課、電話058(272)1986。