老朽化で取り壊しが決まっている大垣市の世安職員住宅(同市世安町)を使い、消防隊員がドアや窓を実際に破る技術を学ぶ研修会が1日、行われた。西濃地域の五つの消防本部から60人が参加し、エンジンカッターを使って金属製のドアを切断するなど、実際の現場と同じ環境で、救助や消火に入るための技術を磨いた。

 

 西濃ブロック消防長会の主催で、実際の建物でドアの開放技術をテーマに行う研修会は初めて。関東地方の消防隊員有志でつくる研究グループ「消防活動研究会」のメンバーを講師に招き、ドアの構造に関する知識や破壊方法、機材の使い方の指導を受けた。

 研修では、エンジンカッターで、実際に金属製ドアを切断。ドアそのものを壊したり、解錠のために穴を開けたりと、消火や要救助者を助け出すために部屋に入る手順を実践した。

 また、バールなどを使ってドアをこじ開ける研修や、網が入った防犯ガラスを割る訓練もあり、実際の現場で想定される作業への対応を学んでいた。