飛騨高山大学(仮称)の教育を語る宮田裕章慶応大教授(中央)と藤本壮介さん(左)、井上博成代表理事=飛騨市古川町、飛騨古川まつり会館
飛騨高山大学(仮称)キャンパスのイメージ図

 岐阜県飛騨地域初の4年制大学として2024年の開校を目指す飛騨高山大学(仮称)の学長候補に5日、データサイエンスを専門とする岐阜市出身で慶応大医学部教授の宮田裕章さんが決まった。本校を置く予定の飛騨市で同日に記者会見した宮田さんは「一人一人が幸せを感じられる未来を創造する人を育てる場としたい」と述べた。

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 同大学は一般社団法人「飛騨高山大学設立基金」が設立準備を進めている。科学や数学、芸術などを包括して学ぶ共創学部を持つ単科大学となる。1学年の定員は100人で、同市古川町に本校を置き、県内外にサテライトキャンパスを設ける。22年に文部科学省に認可申請する。

 同市古川町の飛騨古川まつり会館で行われた記者会見には、宮田さんと本校キャンパスの設計を担当した世界的な建築家の藤本壮介さん、同基金代表理事の井上博成さんが出席した。

 井上さんは、大学教育には地域から世界につながる動きや持続可能性の追究が必要と考えたとし、「こうした研究や実践を進める宮田教授に学長就任を依頼した」と説明した。

 宮田さんは「岐阜で新たな挑戦をすることになり、身が引き締まる思いがする」とし、「テクノロジー革命で地域から世界につながることができる。地域が大切にする価値を共に大切にし、一人一人に寄り添いながら、その人にとっての幸せを実現できる未来としたい。未来の在り方を考え、考えを実践しながら学んでいきたい」と抱負を語った。宮田さんは学長と慶応大教授を兼任する予定。

 藤本さんはキャンパスのイメージ図を掲げ、「飛騨市は盆地で一つの部屋のような一体感を感じた。山の麓の丘では、その先へと思いが開いていく。地域に根差しながら世界につながる動きを、上部に丘のような場所を持つ建物とすることで感じてもらいたい」とした。