環境授業でリサイクルの大切さを伝える田中省伍さん=可児市広見、広見小学校

 使用済みペットボトルを新たなペットボトルへ再生するリサイクル(通称ボトルtoボトル)推進に向けて、3月に協定を結んだ岐阜県可児市とサントリーホールディングス(HD)が5日、同市広見の広見小学校で環境授業を開いた。児童は、身近にあるペットボトルが分別されずに捨てられた場合、環境にどんな影響があるのかを学び、自分に何ができるのかを考えた。

 同社は全国44自治体と同様の協定を結んでいるが、環境授業を行うのは初。同校の総合的な学習で環境コースを選択している4年生33人が授業を受けた。

 講師は市環境課の熊谷颯人(はやと)さんと、サントリーの田中省伍さん。熊谷さんは、学校近くを流れる可児川が海につながっていることを説明し、ペットボトルなどのごみを捨てる行為が、海の生態系にまで影響を及ぼすことを伝えた。

 田中さんは、ごみを減らすため、リサイクルの大切さを強調した。ボトルtoボトルは、回収、使用を繰り返す循環型の技術のため、資源を新たに使わなくて済む利点を紹介。「キャップやラベルを付けたままや、飲み残しがあるペットボトルはリサイクルできない。混ぜればごみ、分ければ資源。みんなで何ができるか考えて、行動してほしい」と話した。

 参加した女子児童は「川にごみを捨てるだけで生き物の命を奪ってしまう悲しいことがあると分かった。ペットボトルの分別はちゃんとやろうと思う」と話した。