開業以来初の全面リニューアルしたトイザらス・ベビーザらスに入店する客=岐阜市正木中、マーサ21
南館1階のマーサスクエアの跡地に入ったイオンの化粧品売り場=岐阜市正木中、マーサ21
北館1階に移ったマーサスクエア。トイザらス・ベビーザらスの入店待ちの客らが列をなした=岐阜市正木中、マーサ21

 岐阜市正木中の大型商業施設「マーサ21」が14日、リニューアルオープンした。来年3月までに3段階で行う大幅リニューアルの第1弾で、中核店舗のイオンの食料品売り場を拡充したほか、イベント広場を移すなど親子で楽しめる空間を創出した。施設を運営するカワボウ(岐阜市)の川島政樹社長は「時代に求められるショッピングセンター(SC)を具現化し、売上高200億円を目指す施設に進化したい」と話している。

 

 リニューアルでイオンは、県内初出店となる量り売り総菜の「リワードキッチン」、コーヒー豆などの専門店「カフェランテ」を導入したほか、需要の高い冷凍食品コーナーを拡充した。南館1階のイベント広場を化粧品売り場へ変更し、生鮮などの食料品売り場を広げた。

 イベント広場「マーサスクエア」は、玩具専門店トイザらス前の北館1階へ移設。最大1500人を収容でき、200インチのLEDビジョンを設置した。トイザらス・ベビーザらスは1995年の開業以来初となる全面リニューアル。子育て世代が楽しめる施設の一体感を高めた。

 一方、スポーツ用品店のスポーツオーソリティは西側の別館から南館3階へ移設し、アウトドアコーナーを拡充した。またドラッグストアのマツモトキヨシなど2店舗も新規出店した。川島社長は「上層階の充実も図り、シャワー効果も期待できる」と話した。

 テナント以外の付属設備も大幅に改変した。スポーツクラブが入っていた南西部の棟を解体し、平面駐車場を拡張してゲート式の多目的駐車場を新設するなど利便性を高めた。

 マーサ21の2022年2月期売上高は約151億円。カワボウは「持続可能なSCの構築」を掲げ、居心地のよい空間づくりや店舗効率の向上を進めている。23年3月までにテナント全体の約3分の1に当たる約40店舗をリニューアルする計画。22年10月の第2弾では別館にホームセンターのコーナンが出店するほか、西側駐車場の一部を太陽光パネルを設置した屋根付きに変更し、発電した電気を館内で消費する取り組みをスタートさせる。