気候変動による農作物への影響に関する調査で、岐阜県はコメや野菜、果物、花など全国で最も多い28品目で影響があると回答した。作付け品目が多岐にわたっている要因もあるとみられるが、害虫の発生や高温・多雨の影響により、品質や収穫量の低下があった。

 調査結果によると、影響のあった農作物はコメや豆類、イモ類のほか、ニンジンやトマト、キュウリ、キャベツ、ホウレンソウ、ナスなどの野菜、ミカンやリンゴ、イチゴ、柿などの果物、バラやカーネーション、ユリといった花、茶などだった。

 このうちコメでは、高温の影響で米粒が白く濁って見える「白未熟粒」の発生や、害虫が増加したことなどにより品質や等級、収穫量が低下した。また、ホウレンソウでは、高温かつ降雨の増加のため、株の腐敗や葉の黄化が発生して品質が落ちているとした。

 国は「みどりの食料システム戦略」で今後の農業の方向性を示している。岐阜県は国に対し、気候変動の影響などの諸課題がある中、同戦略で掲げる生産力向上と持続性の両立をイノベーション(技術革新)で実現できるよう、具体的な取り組みを進めるよう求めている。