B30燃料を手にする近江則明社長=恵那市明智町、明智駅
実証実験開始を記念して給油とテープカットをする関係者=恵那市明智町、明智駅

 第三セクター明知鉄道(岐阜県恵那市明智町)は今月から、地球温暖化防止対策の一環として軽油に高純度バイオディーゼル燃料(リーゼル)を30%混ぜた「B30燃料」を使用する実証実験を開始し3日、明智駅で記念セレモニーを開いた。鉄道では日本初の取り組みで、年間約31トンのCO2の排出を削減できるという。

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 B30燃料は、廃棄物処理やバイオ燃料研究開発を手がける恵那市岩村町のケイナンクリーンが精製。国内で年間10万トン廃棄される食用油を活用したいと明知鉄道側に伝え実現した。

 実証実験は恵那、中津川両市の一般家庭の廃油を精製して1年間行う。対象は一つの車両で、1カ月に使用する軽油3300リットルの30%をB30燃料に置き換えCO2排出を削減。鉄道車両への影響や燃費、安全性を鹿児島大の協力を得て分析する。収集したデータは、経済産業省と国土交通省に提出する。明知鉄道のCO2排出量は年間471トン。

 セレモニーで、ケイナンクリーンの近江則明社長(56)、明知鉄道社長の小坂喬峰恵那市長らがテープカット。横断幕を掲示した車両に給油を行った。小坂市長は「新たな取り組みを始めSDGs(持続可能な開発目標)を推進していく」と話した。