あおり運転を「妨害運転」と規定して厳罰化した改正道交法の施行から1年となる30日を前に、岐阜県警の高速隊と航空隊は25日、ヘリコプターとパトカーによる空陸交通一体取り締まりを名神高速道路で行った。あおり運転につながる、前方の車との距離を詰め過ぎていたドライバーを、同法の車間距離不保持で摘発するなど安全運転を呼び掛けた。
グーグル検索で岐阜新聞デジタルを優先表示!便利機能で岐阜のニュースをチェック両隊が連携しての取り締まりは2018年から定期的に実施。あおり運転は車間距離を詰めたり、急な進路変更をしたりなどの妨害行為を執拗(しつよう)に繰り返すケースが多く、広範囲を見渡せるヘリが有効なため、施行以降はほぼ月1回のペースで行っている。
この日は羽島市江吉良町の中日本高速道路(NEXCO中日本)羽島保全・サービスセンタープラザで出発式を行い、高速隊員約30人が出席。吉田和浩隊長は「改正の趣旨を忘れることなく、二度と悲惨な事故を起こさないよう、厳格な取り締まりを続けていくことが使命」と訓示した。隊員がパトカー8台に分乗すると、航空隊員4人のほか高速隊員2人も乗せた県警ヘリが上空に到着。そろって高速道路上へ出動した。
高速隊によると、施行後に県内の高速道路であおり運転で摘発されたケースはゼロ。施行翌日の20年7月1日から今年5月末の11カ月間で、車間距離不保持の摘発は26件と、直前の11カ月間(19年8月~20年6月)の137件と比べて約8割減少。同じ期間であおり運転の疑いがあると通報が入ったのは357件と前年の264件から4割近く増えた。同隊は改正などによるあおり運転への関心の高まりが影響したとみている。










