南加(南カリフォルニア)岐阜県人会は今年創立110周年を迎えました。
創立110周年ということは、その何年も前から岐阜県からの移住が始まっていたという事実があり、100年以上も前に岐阜を飛び出して行った先人がいるということに改めて驚きを覚えます。
南加岐阜県人会はロサンゼルスを中心にその近郊、郊外に在住の100余人が在籍しています。岐阜県出身に限らず、岐阜に住んだことがある、岐阜が好き、岐阜に興味があるなど参加条件を広げ、少しでも多くの方々に岐阜を知ってもらおうと働き掛けています。
南カリフォルニア、特に海に近い街は1年を通して気候が温暖で住み心地が良く、ゴルフやサーフィンをはじめとするスポーツが1年を通じてでき、冬場には2時間ほど車を走らせればスキーやスノーボードを楽しむことができるので、スポーツ好きにはとても魅力的な所だと思います。
南加岐阜県人会では「やっとかめ」を合言葉に、1月には新年会、5月にはピクニック、10月にはボウリング大会を開催し、8月にはリトル東京で行われる二世週祭の一環である七夕祭りにも参加しています。ピクニック、ボウリング大会は他県人会にも声を掛け、8、9県人会合同で開催し、岐阜県人会以外の県人会の方々との交流を深めています。
ピクニック開催時は五平餅ブースを設けて、岐阜県人会の皆さんをはじめ他県人会の方々にも岐阜の味を楽しんでもらっており、毎年大好評です。
このたび、岐阜県人会インターナショナル(GKI)が設立され、世界中で岐阜県出身の方が活躍されているのを初めて聞き、とても驚いたとともにとても喜ばしく感じています。
私は歳を重ねるごとに故郷を思う気持ちが強くなってきています。GKIを通じて、ますます岐阜県のことを世界中の人たちに知っていただけることを祈っています。
◆南加岐阜県人会会長 樋田まゆみさん略歴
といだ・まゆみ 可児市出身、ロサンゼルス近郊のトーレンス市在住、60歳。1988年、結婚を機に渡米。5、6年で帰国するつもりがすでに在米30余年。家族は恵那市出身の主人と息子3人。キャンプやマラソンのアウトドアスポーツが好き。
▼メッセージ
現在はお年寄りのお世話をするケアギバーとして働いています。