岐阜県関市武儀地区の昔話を生かしたまちづくりに取り組む「伝説ロマンウォークの会」が、同市富之保の武儀生涯学習センター近くにある歌碑の内容を知ってもらおうと、看板を設置した。碑は1948年の皇室の宮中行事「歌会始」で地元名士の短歌が詠まれたのを記念して建立されたが、地元でも碑の存在を知る人は少ない。同会の関係者は「歌会始で詠まれるほどの先人の存在を多くの人に知ってほしい」と話している。
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碑に刻まれているのは、33~39年に富之保村(現関市)村長を務めた土屋悦造さんの短歌。碑の裏には、悦造さんの経歴や碑の建立の経緯を記している。
郷土の歴史に関心がある同市富之保の土屋ひろ子さん(73)が、碑の内容に興味を持ち、表面のコケやカビを落としながら1文字ずつ指で文字を確認し、解読に成功。その内容を同会が看板にまとめた。
ひろ子さんによると、悦造さんは1880年生まれで、短歌の先生としても活躍。1948年の歌会は「春山」がお題で、悦造さんの短歌「うゑこみし檜杉(ひすぎ)の苗にあたたけき雨ありて山はのどかに霞む」は全国15点の選歌に入った。
ひろ子さんは「悦造さんの教え子が碑の建立に関わった」と説明。悦造さんの孫邦男さんの妻幸枝さん(79)は土屋家に嫁いだころに碑の存在を聞いており、「看板を設置してもらえるのはありがたいこと」と話した。












