岐阜新聞社デジタル戦略室が、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授の秋元祥治さん(岐阜市出身)とお届けするトーク番組「やっぱ岐阜やて!」。第9回のテーマは「観光」。日本を訪れる外国人観光客が回復しているというニュースもありました。日本、岐阜を楽しんでくれる外国からのお客さんが増えるのはいいことやね。

 ですが、訪日客増の理由の一つとして秋元さんは「日本、今、激安!」と指摘します。「円も物価も、でーれ(大変)安い。だから日本に観光に来る人が多い」。そうかなぁ、スーパー行ってもなんでも高くなったし、出てくもんは増えるばっかやん。「いやいや、米国でハンバーガーのセット、いくらすると思います?」。聞くと、えっ、そんなすんの!と驚きの価格。

 円安物価高のこの時代、秋元さんはモノやサービスの値段を米ドルに換算することを提案します。特に外国人観光客を意識し、円ではなく、ドルで価格付けをすること。高い、安い、お買い得などの意識が変わるといいます。また、朝や夜などに特化した観光商品の開発が新たな市場を開拓するとも。岐阜のおじさん二人の本音の話、頼むで聞いたって!

 

あきもと・しょうじ 1979年生まれ、岐阜市出身。早稲田大学政治経済学部中退。2001年にNPO法人G―net(岐阜市)を設立、地域活性化、中小企業支援に取り組む。2013年に「岡崎ビジネスサポートセンター」(オカビズ)センター長就任(現・チーフコーディネーター)、中小企業支援、売り上げアップをサポートしている。著作に「20代に伝えたい50のこと」(ダイヤモンド社)ほか。

かばりーにょ・うまだ 1975年生まれ、岐阜市出身。99年に岐阜新聞社入社。「カバリーニョ」はポルトガル語で「子馬ちゃん」の意味。学生時代はバックパッカーでした。