昨年に続いて100万円で競り落とされた「天下人」=愛知県豊山町、名古屋市中央卸売市場北部市場
店頭に並ぶ天下富舞。2個100万円で競り落とされた天下人もある=名古屋市西区、バロー中小田井店(バローホールディングス提供)

 岐阜県産高級ブランド柿「天下富舞(てんかふぶ)」の今季初競りが2日、愛知県豊山町の名古屋市中央卸売市場北部市場で行われ、最高級の最高等級「天下人(てんかびと)」が昨年に続いて100万円(2個、税抜き)で競り落とされた。夏の暑い日が続いたが、昨年の相場を維持し、県産柿のさらなるブランド化を期待させる結果となった。

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 天下富舞は、岐阜県が開発した柿の新品種「ねおスイート」のうち糖度や重さの基準を満たした柿で、織田信長が掲げた「天下布武」にちなんで命名。高い糖度とサクサクした食感が特徴。品質に応じて3等級に分かれ、最高級の天下人は糖度25度以上、1個310グラム以上が条件となっている。

 出荷は8年目で年々落札価格が上昇し、昨年初めて100万円に達した。マル糸柿振興会の委員長(53)は「今年は暑さで育てるには厳しい環境だったが、天下人の水準まで行けてうれしい」と喜んだ。

 天下人は、青果仲卸の「丸進青果」(豊山町)が昨年に続いて競り落とした。同社の果実部長(59)は「糖度が25度以上は他の果物でもなかなかない」と話した。バロー中小田井店(名古屋市)で販売される。