警察官から助言を受け110番通報を体験する参加者=各務原市那加萱場町、イオン各務原店

 「110番の日」となった10日、岐阜県警は理想的な110番の方法を紹介して、適正利用を求める啓発イベントを開催した。

 県警通信指令課によると、昨年1年間に受理した110番は11万458件(前年比1793件増)。一昨年は刑法犯の認知件数や交通事故が減ったことが影響して減少したものの、昨年はやや増加した。内容別では交通関係が4万9818件で約45%を占め、刑事関係は9277件だった。一方、相談や要望、照会などの緊急を要しない110番は9246件(前年比301件減)。同課は「緊急を要する事件や事故の受理に支障が出る可能性がある」とし、警察相談専門ダイヤル「#9110」の利用や最寄りの警察署に直接連絡することを呼び掛けている。

◆事件目撃!状況説明 

 110番の受理や各警察署への伝令を行う県警通信指令課と各務原署は各務原市那加萱場町のイオン各務原店で、携帯電話機能を備えたモニターを使い、買い物客に110番通報を体験してもらった。

 買い物客が交通事故や自転車窃盗事件を目撃した想定で通報を体験し、場所や状況、被害者の様子などを連絡した。課員らが、どこで何があったのかなど110番で伝えるべきポイントを説明した。1日通信指令課長に委嘱された中津川市出身のアナウンサー松原朋美さんや県警音楽隊も啓発イベントに参加、活動を盛り上げた。