岐阜県と岐阜市は12日、県内31市町村などで計165人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が100人を超えるのは昨年9月11日以来、約4カ月ぶり。感染者の累計は1万9457人。クラスター(感染者集団)は新たに3件を確認した。重症者はゼロのまま。

 新規感染者は前日の11日は60人だったが、12日は2・75倍に増えた。2週間前の昨年12月29日の感染者はゼロで、感染状況が落ち着き始めた昨年11月の1カ月分の感染者125人を1日で超えた。県健康福祉部の堀裕行部長は「オミクロン株の感染力が強く、発症も早い。対策はこれまでと変わらないので、基本的な感染防止対策を改めて徹底してほしい」と呼び掛けた。

 新たなクラスターのうち、学校関連で2件を確認した。恵那市の恵那高校では、生徒や家族の計16人の感染が判明した。感染者は同じクラスや運動部などで、県は200人以上の規模で検査を進めている。県教育委員会は12日から14日まで同校を臨時休校とし、15日以降は濃厚接触者の特定などを踏まえて検討する。

 大垣市の西中学校は、生徒や、教員、家族ら10人の感染が分かった。県は180人程度の検査をする予定。このほか、羽島市の職場では、同じ寮に住む技能実習生7人を含む9人の感染が分かった。

 拡大したクラスターは6件で計13人。このうち、多治見市の高齢者福祉施設では2人の感染が分かり、計44人となった。羽島郡岐南町の保育園は5人の感染が判明し、計11人となった。

 11日時点の入院患者は7人増えて126人、病床使用率は14・1%。宿泊療養施設の入所者は30人増えて166人。

 岐阜市は12日、市立看護専門学校で学生1人の感染が判明したと発表した。同日は学校全体を臨時休校としたが、校内に濃厚接触者はいないため、13日の入学試験は予定通り実施する。