―昨年を振り返って。

 3月に25周年を迎えました。子育てが一段落したママさんたちが集い、社会や地域でお役に立てる場をつくりたいと思い、家事請負業からスタートしました。現在では、営利法人、社会福祉法人、NPO法人を有し、介護、子育て、人材育成を柱に、社会で必要とされるサービスの提供に努めています。

 ―中でも子育て支援に力を入れています。

 岐阜をはじめ愛知や東京で、企業主導型保育施設6園を展開し、育児をしながら働ける環境を整えて支援しています。また、英語の幼稚舎では、時代に即した教材などを取り入れながら、子どもたちにとってより良い環境づくりに努めています。新年度には、これまでの英語保育に新たな教育方針を加え、自主性を育てる教育をさらに高めていきたいと考えています。

 ―人材育成も大切にされています。

 創業以来、継続して行っているのが「ママーズ研究会」です。さまざまな分野の講師を招いたり、事例を発表し合ったり、職員の質の向上を図っています。また、保育士や介護福祉士の国家資格が取得できるように、独自で養成講座を設けています。グループ内の職員だけでなく、一般にも門戸を広げ、現場で活躍できる人材を輩出しています。

 ―女性の活躍推進にも積極的ですね。

 挑戦し続ける「かっこいい」女性の輝きを表現するコンテスト「ミセス・オブ・ザ・イヤー」では、私自身も審査員などを務めています。これからも、羽ばたく女性を応援していきたいと考えています。

 ―新年の抱負を。

 「寄り添う介護、思いやりをカタチに…」というこれまで大切にしてきた理念をこれからも大事にしながら、必要とされている方々や地域に貢献できるように、進化を遂げていきたいと思っています。