試験会場で試験開始を待つ受験生たち=15日午前9時11分、岐阜市柳戸、岐阜大

 岐阜県内最大の会場、岐阜大学(岐阜市柳戸)での受験生たちは、コロナ禍や刺傷事件など話題の多かった今回の大学入学共通テストを冷静に振り返った。

 共通テスト直前になって新型コロナウイルスの感染が急拡大した。関西地方の国立大を目指しているという岐阜高校3年の生徒(18)は受験勉強に特段支障はなかったと強調し、「これからが正念場。マスク着用、消毒、外出先での黙食を徹底し、感染しないよう気をつけたい」と2次試験に向け気を引き締めた。

 東大前の刺傷事件を受け、県内各会場は警備を強化。会場入りの際の受験票確認の徹底、職員による巡回を増やすなどした。周辺を地元警察署のパトカーがパトロールした大学もあった。

 都内の私立大が第1志望という本巣松陽高校3年の男子生徒(18)はこの日の試験で影響を感じなかったといい、「静かに試験に臨めました」と話した。

 2年目となる大学入学共通テストはこの日で全教科を終了した。慶応大、早稲田大を目指しているという岐阜高校3年の男子生徒(18)は「数学Ⅰ・Aが過去問題と傾向が違っていてとても難しかった。不安だけど、悪くはないと思う」と強気だった。