米澤穂信さんの直木賞受賞を祝い過去の作品も集めた特設コーナー=岐阜市日ノ出町、大垣書店岐阜高島屋店

 岐阜県高山市出身の作家米澤穂信さん(43)の直木賞受賞から一夜明けた20日、県内の書店や図書館では特設コーナーを設置。さっそく来店客が著作を買い求めるなど、受賞フィーバーでゆかりの地が盛り上がった。

 米澤さんが大学卒業後に2年間アルバイトしていた高山市石浦町の三洋堂書店高山店は、早くも“直木賞受賞の聖地”に。店長の倉橋義人さん(50)によると、「黒牢城」は30冊以上売れたといい、追加発注もした。「新聞やテレビを見たというお客様からの反響が多くあった。本屋大賞にもノミネートされ、まだまだ話題は続きそう」とうれしい悲鳴を上げた。

 市図書館「煥章館(かんしょうかん)」では、23日から2月20日まで1階展示コーナーに米澤さんの著書をはじめ、「氷菓」の舞台探訪マップやポスターを展示するコーナーを開設する。

 岐阜市日ノ出町の大垣書店岐阜高島屋店では、「古典部シリーズ」など過去の作品も並べ特設コーナーを設置。開店すぐに「黒牢城」を買い求める客が相次いだ。店によると、直木賞受賞を見越して在庫を多めにしていたが、昼には品薄状態となった。「地元作家の話題作なので、従来の受賞作より動きが早い」と話した。追加が入るのは週末になるという。