野口琢郎さん(右端)らによって除幕された作品=岐阜市役所

 岐阜信用金庫、ぎふしん記念財団は12日、岐阜市役所新庁舎の開庁を記念し、箔画(はくが)作家野口琢郎さん(46)=京都市=が作成した、金箔などを画材に使い岐阜市内の町並みを上空から見下ろした構図の箔画「Landscape♯50-岐阜楽市楽座図-」を同市に寄贈した。市役所内の市民交流スペース「ミンナト」に設置され、除幕式で金色に輝く縦2メートル、横5メートルの大作が披露された。

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 作品は、野口さんが「洛中洛外図屛風(びょうぶ)」をイメージして約1年かけて制作。漆を塗り重ねた木製パネルに金・銀・プラチナ箔を接着させる技法を駆使し、円形の雲の合間から見える市内の風景を表現した。新庁舎を作品の中央に配置し、金華山、岐阜城、長良川などの他に、鵜飼、花火といった風物詩も描かれている。同金庫と同財団が、市の発展と地域活性化を願う思いを込めた作品の寄贈を決め、野口さんに制作を依頼した。

 除幕式で、同財団の髙橋征利理事長が寄贈者を代表し「作品が市民の財産として後世に伝えられることを願っている」とあいさつ。柴橋正直市長は「40万人の市民に見てもらい、市の将来に対する希望を再確認してもらいたい」とお礼を述べた。野口さんは「これまでの自分の作品の中で最高傑作。この作品が観光名所の一つになればいい」と語った。