「真田小僧」で策伝大賞に輝いた浪漫亭凡さん=20日午後2時57分、岐阜市長良福光、長良川国際会議場

 学生落語の日本一を決める第19回全日本学生落語選手権「策伝大賞」の決勝が20日、岐阜市長良福光の長良川国際会議場で開かれ、グランプリの策伝大賞に関西大4年の浪漫亭凡(ろまんていぼん)=本名・福田真己=さんが選ばれた。

 岐阜市などの実行委員会主催で、岐阜新聞社、岐阜放送など後援。全国31の大学、大学院から129人がエントリー。一次審査と予選会を勝ち抜いた8人が決勝に進み、落語家の桂文枝さん、立川志の輔さん、柴橋正直市長ら5人が審査した。

 凡さんは、古典落語「真田小僧」にアレンジを加えて臨んだ。小遣いをせびる息子と父親のやりとりを巧みに演じ、最後はオリジナルの「落ち」で笑いを誘った。大賞が決まると客席に何度も頭を下げ、「まだ全然実感が湧かず、どうしていいか分からない。うれしい気持ちでいっぱい」と体を震わせて喜びをかみしめた。準グランプリの審査員特別賞は、立命館大4年の立命亭鯛團(だいまる)=本名・芝田純平=さんだった。

 志の輔さんは「口調や間などの落語らしさに少し物足りなさを感じた。オリジナルや誰も知らない落語に挑戦しようというチャレンジ精神が多く見られ、楽しませてもらった」と振り返り、文枝さんは「コロナの影響もあって今年は参加者が少なかったのが残念。もっといろいろな大学から挑戦してもらいたい」と呼び掛けた。