認証店で酒の提供が可能となった7日、営業再開と休業とで選択が分かれた玉宮通り。人影はまばらだった=7日午後6時47分、岐阜市住田町

 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置の再延長期間に入った岐阜県内では7日、飲食店を対象にした自粛要請が緩和され、感染防止対策を徹底する第三者認証店約1万2千店で午後8時までの酒類提供が可能となった。多くの店が閉めていた岐阜市の玉宮地区では、久しぶりに明かりが戻ったが、その数はおよそ半数程度。21日の再延長期限まで休業を知らせる貼り紙を出した店も多く見られた。

 串焼きなど居酒屋6店舗を玉宮地区で展開する花串庵グループは、全店舗で営業を再開。店舗にもよるが、午後6時すぎに多い所では7割程度の席が埋まり、久しぶりに活気が戻った。

 小野木浩司社長(61)は「地区の3~4割の店は休業を選んだようだ。うちは協力金だけでは足りないので少しでも取り戻さないと」。常連客に向けてLINE(ライン)で営業再開をいち早く知らせるなど、遠ざかった客足を取り戻そうと必死だ。

 居酒屋「家康」は7~8割の席が客で埋まったが、女性店主(55)は「本来なら歓送迎会で予約が増える時期だが、重点措置が解除されるまではあまり期待できない」と先行きを不安視してため息をついた。常連客の会社経営の男性(53)は「お店で飲めることを待ち望んでいた」と満足げに話したが、「お酒の提供停止の要請は感染者数の減少につながっていなかったと思う。相次ぐ自粛は飲食店や酒屋のことを思うとあんまりだ」と話した。