部屋の前で力士や家族らと記念写真に納まる秀ノ山親方(中央)=20日、東京都墨田区

 大相撲の秀ノ山部屋の部屋開きが20日、東京都墨田区東向島で行われ、師匠の秀ノ山親方(元大関琴奨菊)は「一つの節目を終えられて、身が引き締まる思いだ。やりがいを感じられる部屋にしたい」と抱負を述べた。昨年10月に佐渡ケ嶽部屋から独立した。

 部屋には夏場所(5月11日初日・両国国技館)の新弟子検査を受検する2人を含め、力士7人が所属。建物は5階建てで、特別養護老人ホームに隣接し、扉を開放すれば施設利用者が稽古を見られるつくりになっている。秀ノ山親方は「地域に支えてもらえる部屋を目指したい」と語った。