人工知能(AI)を活用した自動運転技術を手がける英新興企業ウェイブ・テクノロジーズは22日、横浜市内に新たな開発拠点を設けたと発表した。試験車両を公道で走らせて道路環境のデータを収集し、自動運転向けAIの強化を行う。
ウェイブによると、同社のAIシステムは車両に搭載したカメラから得た情報を処理して運転に活用。高精度な地図データや高価なセンサーに依存せず、走行経験と運転データから学習する。地域や車両の種類を問わず、迅速に適応できるのが特長という。
ウェイブの技術は2027年度から日産自動車の市販車の運転支援技術に組み込まれる予定だ。