熊本県の八代広域消防本部の幹部職員が、本部内で献血への協力を呼びかけた際、職員向けの電子掲示板に「同情するなら血をくれ」と書き込んでいたことが分かった。既に削除した。本部は不適切な表現だったとして、幹部職員を厳重注意した。本部が23日明らかにした。

 職員は本部の調べに「倫理観が欠如した表現だった」と話したという。本部の担当者は「輸血が必要な方々にご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」とコメントした。

 本部によると、職員は3月13日、献血の日時や場所を知らせる電子掲示板に「同情するなら血をくれー」「たまっている若い職員は抜いてすっきりしよう」と記載した。別の職員が指摘して発覚した。