日本国際博覧会協会は23日、大阪メトロ中央線で22日夜に最大約50分の遅れが発生し、大阪・関西万博会場最寄りの夢洲駅構内に約4千人が一時滞留したと明らかにした。協会側が事態を覚知したのは遅延発生から約30分後で、来場者の誘導や注意喚起ができなかった。同様の事態に備え、改善策を検討する。
メトロや協会によると、22日午後9時半ごろ、中央線の長田発夢洲行き普通電車が大阪港駅で故障。一時全線で運転を見合わせた。協会が状況を把握したのは、夜勤で会場に向かうスタッフから連絡を受けた後の午後10時ごろだった。
メトロから派遣されている連絡要員による情報共有がうまくいかなかったという。