ETCのシステム障害で、料金所で対応する係員=6日、中央自動車道の調布インターチェンジ

 中日本高速道路は、自動料金収受システム(ETC)の障害時に通行したドライバーに対し、料金の督促や遅滞金徴収をしない方針だ。国土交通省幹部が23日の衆院国交委員会で「督促状を出す予定はなく、遅滞金を徴収する考えもないと(中日本高速から)聞いている」と明らかにした。

 中日本高速は障害発生時、渋滞解消のためにレーンを開放。通行料金の精算ができなかった利用者に、サイトを通じて後払いの手続きをするよう求めている。

 申告件数は15日時点で約3万6千件。障害の1週間前の同時期は96万台が通行しており、全体のごく一部にとどまっている可能性がある。

 立憲民主党の神津健氏への答弁。