選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める女性=23日午後

 選択的夫婦別姓制度の早期実現を目指し、女性団体のメンバーらが23日、国会前で集会を開いた。小雨の降る中で「いつまで待たせるのか」「今すぐ実現を」などと声を上げ、今国会での法制化を求めた。

 集会は「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」が主催。同会の田中優子代表は、夫婦同姓の義務付けは世界でも日本だけとみられ「(姓の)選択を邪魔され、多くの働く女性が困っている。別姓を誰にも強制しないので、同姓も強制しないでほしい」と訴えた。

 選択的夫婦別姓を巡っては、立憲民主党が制度導入に向けた民法改正案を国会提出する方針で、後半国会の焦点となっている。