国税庁は24日、国内の企業約295万社を対象とした2023年度の「会社標本調査」で、売り上げに当たる営業収入額が1760兆1788億円、所得が91兆7696億円で、いずれも過去最多だったと発表した。法人税額は前年度比15・1%増の16兆3976億円で過去3番目に多く、過去最多だった1990年分の17兆7484億円に迫っている。

 黒字だったのは約115万社、寄付金支出額は1兆3702億円で、いずれも過去最多だった。新型コロナウイルス禍からの回復基調が続いているとみられる。業種別では機械工業、小売業、建設業などで前年度と比べ所得金額の増加が大きかった。