25日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=143円台後半を付けた。日米財務相会談後の記者会見で、加藤勝信財務相が米国から為替水準の目標に関する具体的な話はなかったと明らかにした。市場では円安是正の強い要求はなかったとの受け止めが広がった。不安感がひとまず和らぎ、円売りドル買いが先行した。
午後5時現在は前日比82銭円安ドル高の1ドル=143円39〜41銭。ユーロは64銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円88〜92銭。対ドルでは、1ドル=143円85銭まで円安が進む場面があった。