パレスチナ自治区ガザ=29日(ロイター=共同)
 29日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで食事を待つ子ども(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は29日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで住民の避難先への攻撃を続けていると批判した。軍がガザ攻撃を再開した3月18日から4月27日までの間、住宅に259件、テントに99件の攻撃があったと指摘。ほとんどの攻撃で女性や子どもを含む犠牲者が出たとしている。

 ターク人権高等弁務官は声明で「民間人への意図的な攻撃は戦争犯罪に当たる」とし、イスラエルに調査を求めた。攻撃再開後、ガザでは住民約40万人が避難を強いられている。国連人道問題調整室(OCHA)は23日までの1週間で避難民のテントへの攻撃が急増していると説明していた。